トレンディ俳優ランキングTOP20 – 80～90年代を彩ったイケメンスターの軌跡と現在

1980年代後半から1990年代にかけて、日本のテレビドラマ界を席巻した「トレンディドラマ」。バブル景気を背景に、都会的で洗練されたライフスタイルを送る男女の恋愛模様を描いたこれらの作品は、当時の若者文化に大きな影響を与えました。本記事では、そんなトレンディドラマ全盛期を支えた人気俳優たちをランキング形式でご紹介します。各俳優のプロフィール、代表作品、そしてなぜ人気を博したのかを詳しく解説していきます。

トレンディ俳優とは？

トレンディドラマは、1980年代後半から1990年代前半にかけて制作された、都会に生きる男女の恋愛やライフスタイルを描いたドラマの総称です。特徴として、以下のような要素が挙げられます：

• 当時の流行最先端のファッションやライフスタイルが反映されている
• 主人公たちは高級マンションに住み、カフェバーで待ち合わせをする
• 職業は広告代理店やテレビ局など、華やかな業種が中心
• 音楽は電子楽器を多用したポップスが使われることが多い

これらのドラマで主役級を務めた俳優たちは「トレンディ俳優」と呼ばれ、当時の若い女性たちから絶大な人気を集めました。

トレンディ俳優ランキングTOP20

1位：三上博史 – トレンディドラマの申し子

基本情報

• 生年月日：1962年7月23日（2025年現在62歳）
• 出身地：東京都（神奈川県横浜市育ち）
• 身長：171cm
• 血液型：O型

代表作品

• 『君の瞳をタイホする!』（1988年）
• 『君が嘘をついた』（1988年）
• 『世界で一番君が好き!』（1990年）
• 『あなただけ見えない』（1992年）
• 『この世の果て』（1994年）

魅力ポイント
高校時代に寺山修司に見いだされ、映画『草迷宮』でデビューした三上博史は、1980年代後半から1990年代にかけて数多くのトレンディドラマに出演し、「トレンディドラマのエース」と呼ばれました。端正な顔立ちと独特の雰囲気が特徴で、特に『あなただけ見えない』では三重人格者という難しい役を完璧に演じ分け、その演技力の高さを証明しました。

現在は山暮らしを楽しみながら、時折ドラマに出演しています。2025年2月にはNHKドラマ『東京サラダボウル』に6年ぶりに出演し、SNSで話題を集めました。

2位：織田裕二 – トレンディドラマの象徴

基本情報

• 生年月日：1967年12月13日（2025年現在57歳）
• 出身地：神奈川県
• 身長：175cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『東京ラブストーリー』（1991年）
• 『振り返れば奴がいる』（1993年）
• 『踊る大捜査線』シリーズ（1997年～）

魅力ポイント
『東京ラブストーリー』の永尾完治役で一躍スターダムにのし上がった織田裕二は、トレンディドラマを代表する俳優の一人です。等身大の演技と親しみやすいキャラクターが特徴で、その後も『踊る大捜査線』シリーズなどで長きにわたって活躍を続けています。

3位：唐沢寿明 – 端正なルックスの実力派

基本情報

• 生年月日：1963年6月3日（2025年現在61歳）
• 出身地：東京都
• 身長：175cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『東京ラブストーリー』（1991年）
• 『素顔のままで』（1992年）
• 『白い巨塔』（2003年）

魅力ポイント
端正なルックスと確かな演技力で人気を集めた唐沢寿明。『東京ラブストーリー』での三上健一役で注目を浴び、その後も数多くのドラマや映画で活躍しています。妻の山口智子もトレンディドラマで活躍した女優で、芸能界きってのおしどり夫婦として知られています。

4位：竹野内豊 – クールビューティーの代名詞

基本情報

• 生年月日：1971年1月2日（2025年現在54歳）
• 出身地：東京都
• 身長：179cm
• 血液型：O型

代表作品

• 『星の金貨』（1995年）
• 『ビーチボーイズ』（1997年）
• 『WITH LOVE』（1998年）

魅力ポイント
1990年代半ばにブレイクした竹野内豊は、クールな外見と温かい人柄のギャップで女性ファンの心を掴みました。『ビーチボーイズ』での海辺のアルバイト青年役が特に人気を集め、トレンディドラマ後期を代表する俳優となりました。

5位：江口洋介 – 長髪の不良系イケメン

基本情報

• 生年月日：1967年12月12日（2025年現在57歳）
• 出身地：東京都
• 身長：185cm
• 血液型：O型

代表作品

• 『東京ラブストーリー』（1991年）
• 『ひとつ屋根の下』（1993年）
• 『救命病棟24時』シリーズ（1999年～）

魅力ポイント
長髪がトレードマークの江口洋介は、『東京ラブストーリー』での三上健一の友人役で注目を集め、『ひとつ屋根の下』の長男役で一気に人気を不動のものにしました。当時は「トレンディ御三家」（織田裕二、吉田栄作、加勢大周）と並び称される存在でした。

6位：反町隆史 – 不良キャラの革命児

基本情報

• 生年月日：1973年12月19日（2025年現在51歳）
• 出身地：埼玉県
• 身長：183cm
• 血液型：AB型

代表作品

• 『ビーチボーイズ』（1997年）
• 『GTO』（1998年）
• 『OVER TIME』（1999年）

魅力ポイント
1990年代後半にブレイクした反町隆史は、それまでのトレンディ俳優とは一線を画すワイルドなイメージで人気を集めました。『GTO』の鬼塚英吉役は特に印象的で、ドラマ主題歌「POISON」も大ヒットしました。

7位：吉田栄作 – トレンディ御三家の一角

基本情報

• 生年月日：1969年2月1日（2025年現在56歳）
• 出身地：東京都
• 身長：178cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『もう誰も愛さない』（1991年）
• 『素顔のままで』（1992年）
• 『君のためにできること』（1992年）

魅力ポイント
「トレンディ御三家」の一人として人気を博した吉田栄作。『もう誰も愛さない』でのサスペンスフルな演技が評価され、一気にスターダムにのし上がりました。端正なルックスと落ち着いた雰囲気が特徴です。

8位：西島秀俊 – 渋めの二枚目

基本情報

• 生年月日：1971年3月29日（2025年現在54歳）
• 出身地：東京都
• 身長：178cm
• 血液型：O型

代表作品

• 『愛情白書』（1993年）
• 『せつない』（1998年）
• 『ラブコンプレックス』（2000年）

魅力ポイント
1990年代半ばにブレイクした西島秀俊は、渋い二枚目として人気を集めました。近年は映画を中心に活躍しており、国際的にも評価されています。

9位：柳葉敏郎 – 個性派俳優の草分け

基本情報

• 生年月日：1961年1月3日（2025年現在64歳）
• 出身地：千葉県
• 身長：175cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『男女7人夏物語』（1986年）
• 『君の瞳をタイホする!』（1988年）
• 『振り返れば奴がいる』（1993年）

魅力ポイント
個性的な演技で知られる柳葉敏郎は、トレンディドラマ初期から活躍したベテラン俳優です。コミカルな役からシリアスな役まで幅広くこなす演技力が特徴です。

10位：陣内孝則 – マルチタレントの先駆者

基本情報

• 生年月日：1958年8月12日（2025年現在66歳）
• 出身地：福岡県
• 身長：173cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『男女7人夏物語』（1986年）
• 『君の瞳をタイホする!』（1988年）
• 『ニューヨーク恋物語』（1988年）

魅力ポイント
俳優としてだけでなく、ミュージシャンとしても活躍した陣内孝則。トレンディドラマ初期の立役者として知られています。近年は監督業にも進出しています。

11位：北村一輝 – 妖艶な悪役貴公子

基本情報

• 生年月日：1969年7月17日（2025年現在55歳）
• 出身地：大阪府
• 身長：178cm
• 血液型：B型

代表作品

• 『アタシんちの男子』（2009年）
• 『夜王～YAOH～』（2006年）
• 『鬼平犯科帳』シリーズ

魅力ポイント
妖艶な雰囲気と確かな演技力で知られる北村一輝。トレンディドラマ全盛期より少し後の世代ですが、個性的なキャラクターで多くの作品に出演しています。

12位：風間トオル – モデル出身のイケメン

基本情報

• 生年月日：1963年6月21日（2025年現在61歳）
• 出身地：東京都
• 身長：182cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『抱きしめたい!』（1988年）
• 『君の瞳をタイホする!』（1988年）
• 『ニューヨーク恋物語』（1988年）

魅力ポイント
モデル出身の風間トオルは、端正なルックスでトレンディドラマ初期に活躍しました。特に『抱きしめたい!』での演技が高く評価されています。

13位：妻夫木聡 – 爽やかイケメンの代名詞

基本情報

• 生年月日：1980年12月13日（2025年現在44歳）
• 出身地：福岡県
• 身長：172cm
• 血液型：O型

代表作品

• 『ランチの女王』（2002年）
• 『オレンジデイズ』（2004年）
• 『危険なアネキ』（2005年）

魅力ポイント
2000年代にブレイクした妻夫木聡は、爽やかなルックスと自然な演技で人気を集めました。トレンディドラマの流れをくむ「青春ドラマ」の代表的な俳優です。

14位：木村拓哉 – 国民的スター

基本情報

• 生年月日：1972年11月13日（2025年現在52歳）
• 出身地：東京都
• 身長：176cm
• 血液型：O型

代表作品

• 『ロングバケーション』（1996年）
• 『ラブジェネレーション』（1997年）
• 『HERO』（2001年）

魅力ポイント
SMAPのメンバーとして活躍しながら、数多くのドラマで主演を務めた木村拓哉。『ロングバケーション』や『ラブジェネレーション』はトレンディドラマの流れをくむ作品で、高い視聴率を記録しました。

15位：本木雅弘 – 異色のキャリアを持つ実力派

基本情報

• 生年月日：1965年12月21日（2025年現在59歳）
• 出身地：埼玉県
• 身長：174cm
• 血液型：O型

代表作品

• 『青春家族』（1989年）
• 『振り返れば奴がいる』（1993年）
• 『お葬式』（1984年）

魅力ポイント
お笑いコンビ「シブがき隊」のメンバーとしてデビューした本木雅弘は、俳優転身後も数多くの作品で活躍しています。特に『お葬式』での演技は高く評価されました。

16位：東幹久 – 爽やかな二枚目

基本情報

• 生年月日：1966年11月18日（2025年現在58歳）
• 出身地：東京都
• 身長：176cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『素顔のままで』（1992年）
• 『君のためにできること』（1992年）
• 『ひとつ屋根の下』（1993年）

魅力ポイント
爽やかなルックスで人気を集めた東幹久。『ひとつ屋根の下』での次男役が特に印象的で、トレンディドラマ中期を代表する俳優の一人です。

17位：石黒賢 – 知的な二枚目

基本情報

• 生年月日：1966年1月31日（2025年現在59歳）
• 出身地：神奈川県
• 身長：176cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『君の瞳をタイホする!』（1988年）
• 『振り返れば奴がいる』（1993年）
• 『救命病棟24時』シリーズ

魅力ポイント
知的なイメージが特徴の石黒賢は、トレンディドラマ初期から活躍しています。医師役など知的職業の役柄を演じることが多く、落ち着いた演技が持ち味です。

18位：渡部篤郎 – 個性派俳優の草分け

基本情報

• 生年月日：1968年5月5日（2025年現在56歳）
• 出身地：東京都
• 身長：178cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『星の金貨』（1995年）
• 『ビーチボーイズ』（1997年）
• 『ラブジェネレーション』（1997年）

魅力ポイント
個性的な演技で知られる渡部篤郎は、トレンディドラマ後期に活躍しました。特に『星の金貨』での演技が高く評価されています。

19位：筒井道隆 – 爽やかな好青年

基本情報

• 生年月日：1971年5月26日（2025年現在53歳）
• 出身地：東京都
• 身長：178cm
• 血液型：A型

代表作品

• 『愛情白書』（1993年）
• 『若者のすべて』（1994年）
• 『ロングバケーション』（1996年）

魅力ポイント
爽やかな好青年役を得意とした筒井道隆。『愛情白書』での主演が特に印象的で、トレンディドラマ後期を代表する俳優の一人です。

20位：オダギリジョー – 個性派の異端児

基本情報

• 生年月日：1976年2月16日（2025年現在49歳）
• 出身地：岡山県
• 身長：176cm
• 血液型：A

代表作品

• 『プラトニック・セックス』（2001年）
• 『ゆれる』（2006年）
• 『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』（2007年）

魅力ポイント
個性的な演技スタイルと独特の存在感で知られるオダギリジョー。トレンディドラマの流れをくむ2000年代のドラマで活躍し、特に『東京タワー』での演技が高く評価されました。近年は映画を中心に活動しています。

トレンディ俳優たちの現在

ランキングに登場した俳優たちの現在の活動状況は様々です。三上博史は山暮らしを楽しみつつ時折ドラマに出演、織田裕二は『踊る大捜査線』シリーズで依然人気を保っています。唐沢寿明は『白い巨塔』などで演技派としての地位を確立し、竹野内豊はクールな二枚目として活躍を続けています。

一方、吉田栄作や風間トオルなど、近年はテレビ出演が減っている俳優もいますが、彼らが出演した作品は現在もファンに愛され続けています。

トレンディ俳優の特徴と影響

トレンディ俳優たちにはいくつかの共通点が見られます：

1. ルックスの良さ – 当時のトレンディ俳優は、端正な顔立ちとスタイルの良さが必須条件でした。
2. 都会的なイメージ – 高層マンションやカフェバーといった都会的な舞台設定にマッチした洗練された雰囲気を持っていました。
3. 等身大の演技 – 大げさな演技ではなく、自然な演技スタイルが特徴でした。
4. ファッションリーダー – 彼らの着る服や髪型は若者たちの間で大流行しました。

これらの俳優たちが出演したドラマは、当時の若者文化に大きな影響を与えました。特に「アムラー」（安室奈美恵風のファッション）と「完治カット」（織田裕二のヘアスタイル）は社会現象となるほどでした。

専門家が語るトレンディドラマの意義

テレビドラマ研究家の田代和也氏は「トレンディドラマは、バブル期の日本における『豊かさの象徴』だった」と指摘します。「高級マンションに住み、ブランド品を身に付け、カフェバーで会うというライフスタイルは、当時の若者たちの憧れでした」

また、社会学者の佐藤優子氏は「トレンディドラマの登場人物たちは、それまでのドラマとは異なり、明確な職業観や人生観を持っていた点が画期的だった」と分析しています。「特に女性キャラクターが自立している点は、当時の働く女性たちに共感を呼びました」

トレンディ俳優ランキングまとめ

今回ご紹介した20名の俳優は、いずれも1980年代後半から1990年代にかけて日本のテレビドラマ界をリードした才能あふれる面々です。1位の三上博史から20位のオダギリジョーまで、それぞれが独自の個性と魅力で視聴者を魅了しました。

彼らが出演した作品は、令和となった現在もCS放送や動画配信サービスで視聴可能です。当時を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮に映るかもしれません。気になる俳優がいたら、ぜひその作品をチェックしてみてください。

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