英弁護士がキリスト教サマーキャンプで知り合った少年たちに長年暴力 把握していた大主教に辞任圧力
イギリスで「勅撰弁護士（Queen’s Council）」に任命されていた法廷弁護士が長年にわたり、キリスト教サマーキャンプなどで知り合った約130人の子供や若い男性に「恐ろしい」暴力行為を繰り返していたとされる問題で、イングランド教会が第三者に託していた独立調査の報告書が7日に公表された。報告書は、教会トップのカンタベリー大主教が問題について承知していたものの、適切に対応しなかったと指摘した。
これを受けて、カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー師は謝罪したものの、辞任はしないと述べている。しかし、教会幹部の主教や牧師が、留任はあり得ないと批判し、大主教の辞任を求めている。
社会福祉や児童保護の専門家、キース・メイキン氏が中心になった第三者調査による報告書は、故ジョン・スマイス弁護士の暴力行為について、大主教が報告を受けた2013年の時点で教会が当局に通報していれば、スマイス氏が2018年に南アフリカ・ケープタウンにおいて77歳で死去する前に、刑事司法で裁くことができたかもしれないと指摘している。
BBCのアリーム・マクブール宗教担当編集長が報告する。
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from BBC News Japan
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